四柱推命の見方|年柱・月柱・日柱が示すもの
更新 ・ 読了の目安 7分
四柱推命は、中国で生まれた命術のひとつです。生まれた年・月・日・時刻をそれぞれ干支に置き換え、4本の「柱」として並べます。この4本から、その人の性質や運の流れを読みます。
干支とは何か
干支は、十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせたものです。10と12の最小公倍数で、60通りの組み合わせができます。これが「還暦(60年で一巡)」の由来です。
十干は五行(木・火・土・金・水)を、陽(兄)と陰(弟)に分けたものです。甲は木の陽、乙は木の陰、という具合です。「きのえ」「きのと」という読み方は、この「木の兄」「木の弟」から来ています。
| 五行 | 陽(兄) | 陰(弟) | イメージ |
|---|---|---|---|
| 木 | 甲(きのえ) | 乙(きのと) | 大樹と草花。伸びる力 |
| 火 | 丙(ひのえ) | 丁(ひのと) | 太陽と灯火。照らす力 |
| 土 | 戊(つちのえ) | 己(つちのと) | 山と田畑。育てる土壌 |
| 金 | 庚(かのえ) | 辛(かのと) | 鉱石と宝飾。形にする力 |
| 水 | 壬(みずのえ) | 癸(みずのと) | 大河と雨露。流れ、潤す力 |
4本の柱が示すもの
| 柱 | もと | 示すとされるもの | 時期の目安 |
|---|---|---|---|
| 年柱 | 生まれた年 | 家系、先祖から受け継いだもの、社会から見た自分 | 0〜20歳ごろ |
| 月柱 | 生まれた月 | 家庭環境、仕事、社会での立ち位置 | 20〜40歳ごろ |
| 日柱 | 生まれた日 | 自分自身と配偶者。四柱の中心 | 40〜60歳ごろ |
| 時柱 | 生まれた時刻 | 子ども、晩年、その人の到達点 | 60歳以降 |
このうち最も重視されるのが日柱、なかでもその十干(日干)です。日干は「その人自身」を表すとされ、他の柱との関係を見るときの基準になります。
時柱には出生時刻が必要です。わからない場合は三柱で読むのが一般的で、それでも十分に読めます。
つまずきやすいところ|年と月の区切りは1月1日ではない
四柱推命でいちばん間違いが起きやすいのがここです。四柱推命の1年は、1月1日ではなく立春から始まります。そして月の区切りも、1日ではなく二十四節気の「節」で切り替わります。
- 2月4日ごろの立春から寅月(1月目)
- 3月6日ごろの啓蟄から卯月
- 4月5日ごろの清明から辰月
- ……というように、各月は節気の日に切り替わる
つまり1月20日生まれの人は、四柱推命では前年の丑月として扱われます。2月1日生まれも同じです。ここを間違えると、年柱と月柱がまるごとずれます。
しかも節入りの日時は年によって動きます。立春は2月3日のことも4日のこともあり、時刻まで含めると毎年違います。本サービスでは、太陽の黄経が315度に達する瞬間を天文計算で求めて境界を判定しています。境界の当日に生まれた方には、前後どちらの可能性もある旨を注記として表示します。
五行のバランスを見る
四柱が出たら、そこに含まれる五行の偏りを見ます。木がたくさんある人、水が一つもない人。この偏りが、その人の傾向を作るとされます。
五行には、互いを生かす関係(相生)と、抑える関係(相剋)があります。
- 相生:木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生む
- 相剋:木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し、火は金を剋し、金は木を剋す
足りない五行を補う、多すぎる五行を流す。四柱推命の実践的な部分は、この調整の考え方にあります。
四柱推命が向いていること
四柱推命は、生年月日時という動かない情報から読むため、その人の変わらない性質や、長い時間軸での流れを見るのに向いています。逆に「明日どうなるか」のような短い問いには、タロットなどの卜術のほうが向きます。
よくある質問
- 出生時刻がわからないと占えませんか?
- 三柱(年・月・日)で読めます。時柱が無いと晩年や子どもに関する読みが薄くなりますが、その人自身を表す日柱は出せるため、性質を見るには十分です。
- 2月3日生まれです。年柱はどちらですか?
- その年の立春の日時によります。立春より前なら前年の扱いです。立春は年によって2月3日のことも4日のこともあるため、時刻まで見て判定する必要があります。
- 海外で生まれた場合はどうなりますか?
- 本来は現地の時刻から日本時間に換算して四柱を立てます。本サービスは日本時間を前提とした簡易計算のため、海外で生まれた方は結果がずれる可能性があります。